アイスコーヒーを淹れるとき、豆を気にしたことはありますか?
ホットコーヒーと同じ豆を使っている人もいるかと思います。
アイスコーヒーにおすすめ!といったコーヒー豆を店頭で見たことはありませんか?
実はホットコーヒーとアイスコーヒーでは豆に向き不向きがあるんです!
どんな違いがあって、どういうものがおすすめなのかをご紹介!
ぜひ飲み比べたり、参考にしてみてくださいね。
アイスコーヒー向けってどんな豆?
豆自体には「アイスコーヒー専用」という品種はありません。
どんな豆でもアイスコーヒーにできるのかというと、結論は「可能」です。
ですがホットコーヒーでは自分好みの味がするというコーヒー豆を使っても、同じように好みの味のアイスコーヒーになるかというと答えは「No」なんです。
人間の味覚は「冷たいものの方が酸味をより感じやすい」といいます。
お気に入りのコーヒー豆なのに、アイスにしたら何かが違う……?
というのは、上記のような理由もあるかもしれません。
もうひとつ、アイスコーヒー向けの豆は一般的なものに比べて「焙煎の深さ」が違います。
これは“アイスコーヒーは氷に注いで薄くなる”ことを前提として深めに焙煎しているからと言われています。
なのでアイス向けの豆を使ってホットコーヒーを淹れると苦味の強いコーヒーになるものが多いです。
「アイスコーヒー用」と明記されていない場合、「焙煎深め」や「フレンチロースト/イタリアンロースト」といったものを選ぶのがおすすめです。
豆選びのポイント
焙煎の深さによる味の違いは以下の通りです。
・浅煎り:程よい酸味が特徴で、豆自体の特徴がよくわかります
・中煎り:酸味と苦味のバランスがよい
・深煎り:酸味は抑えられ、苦味とコクが味わえる
いずれもホットコーヒーとして飲む場合に感じられる特徴ですので「冷たいものの方が酸味をより感じやすい」ということを覚えておいてくださいね。
深煎りに向いている種類はどのようなものがあるか、少しだけ紹介します!
・マンデリン:もともと酸味が少なく苦味の強い豆、中煎りでもアイスコーヒーにできるほど。
・グァテマラ:深煎りにするとコクの深い苦味とフルーティーな甘みを感じることができます。
・ブラジル:香り高く苦味のあとで甘みを感じられ、後味のいいコーヒーです。
豆には数多くの種類がありますが、なかでもよく販売されているものを選んでみました。
アイスコーヒーにするのなら、「深煎りで酸味控えめ苦味強めの豆」を選ぶのがポイントです。
好み別のおすすめは?
酸味や苦味の強弱は、人それぞれ好みが違いますよね。
コーヒーの酸味が好きだという方も、たくさんいると思います。
アイスコーヒーに酸味の強い豆は向かないのかというと、そうではありません。
はじめの方でも触れましたが、人間は冷たいものの酸味を感じ取りやすいため、同じ豆でもホットで飲むとき以上に酸味を感じてしまうのです。
酸味の利いたコーヒーが好きな方はその点をふまえて「いつもより酸味控えめ」の豆の「深煎り」を選ぶのがおすすめです。
また、苦味強めの豆を中煎りで焙煎したものでアイスコーヒーを作っても酸味が出るので試してみてくださいね。
まとめ
コーヒー豆の奥深さは面白いですよね。
同じ豆でも焙煎の具合によって味が変わるだけでなく、ホットとアイスでも味が変わる不思議な飲み物です。
今回紹介した豆や、焙煎の程度による味の違いを楽しみながら理想の豆を探してみてくださいね。
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