コーヒーは花粉症に効くの!?

コーヒーのメリット・デメリットシリーズ、今回注目するのは春になると悩まされる人も多い「花粉症」です。

花粉症は目がかゆくなったり、鼻もムズムズしたり…と不快な症状にストレスが溜まりますよね。

お薬はどうにも眠くなってしまい、あまり飲みたくない。そんな話もよく聞きます。

そこで『コーヒーが花粉症に効く』という話はご存知でしょうか?

コーヒーが花粉症に効くという理由やメカニズム、注意点についてなど調べてみました。

するとコーヒーの飲み方によっては、花粉症に効くどころか悪化させる場合があることも分かりました。

少しでもデメリットを取り除き、花粉症に効くコーヒーの飲み方を覚えて、各種花粉症のシーズンに備えたいですよね。

コーヒーの持つ力と花粉症が起こるメカニズムをよく知ることでより「効く理由」が分かります。

効く理由が分かれば、今度は効き目を引き出す方法や効果を失わないための方法も考えることが可能に。

スギ・ヒノキの花粉症シーズンは終盤を迎えましたが、夏や秋にかけて花粉症に悩まされる方もいるかと思います。

ぜひ最後までご覧になって、参考にしてみてくださいね。





コーヒーが持つ驚きの作用って?

コーヒーは様々な健康作用をもたらしてくれることは「コーヒーのメリットデメリット10選」でも紹介したとおりです。

覚醒作用をはじめ、抗酸化作用や抗炎症作用、脂肪燃焼・分解の促進など嬉しい効果も多いですよね。

これらはコーヒーに含まれている栄養素によって、私たちの体に働きかけます。

まずは「カフェイン」からみてみましょう。

目覚まし代わりにコーヒーを飲む方も多いように、代表的な作用は「覚醒効果」ですよね。

その他、カフェインには『抗炎症作用』があり、この効果がアレルギーの鎮静に役立つとされています。

さらに免疫機能が必要以上に働きすぎるのを抑える効果も分かってきました。

もうひとつの物質は「ポリフェノール」です。

コーヒーには「クロロゲン酸」というポリフェノールが多く含まれており、

このクロロゲン酸は花粉症などの症状を発生させる物質「ヒスタミン」の発生を抑制すると言われています。

上記のように、コーヒーに含まれる「カフェイン」と「クロロゲン酸」はアレルギー疾患に対しても効果を発揮するのです。





花粉症のメカニズムとは?

次に、花粉症になるメカニズム、症状が起こる原因についてを確認してみましょう。

花粉症とはアレルギー疾患のひとつで、スギをはじめとした花粉を取り込むことによって起きるアレルギーです。

私たちの体は日々色々な物質にさらされています。

体内に入り込んだ物質(この場合は花粉)は「免疫機能」によって有害であると判断された場合、体外へと排出されます。

それだけでなく物質に対する「抗体」を作り出し、以後同じ物質が体内に侵入した際素早く排除する“免疫システム”を作り出すのです。

しかし、この免疫システムが過剰に働いてしまい、鼻水やくしゃみ、目のかゆみという症状が現われることがあります。

これが『花粉症』という症状の仕組みです。

もう少し詳しく説明すると、花粉が体内に侵入することにより、有害であると認識した「リンパ球」が「IgE抗体」という物質を作り出します。

IgE抗体は「肥満細胞」と呼ばれる細胞と結合し、その後再度侵入した花粉とさらに結合することにより“ヒスタミン”を分泌。

ヒスタミンにより鼻水やくしゃみが誘発されるのです。

効く理由と注意点を覚えよう!

花粉症のメカニズムについて、お分かりいただけたでしょうか。

そこで、はじめに紹介したコーヒーの持つ作用についてもう一度思い出してみてください。

免疫機能の過剰反応、ヒスタミンの分泌のどちらもコーヒーには抑制効果があると前述したのを覚えていますか?

それぞれカフェインとクロロゲン酸のもつ働きが花粉症に対しプラスになっていることが分かるかと思います。

こういった理由により、コーヒーを飲むことは花粉症に効くのではないかと言われています。

ただし、どのような飲み方でも効果があるわけではないのです。

最後にコーヒーの飲み方について注意点を挙げるので、覚えておいてくださいね。

1:砂糖は入れない

 砂糖のなかでも「白砂糖」は特に花粉症を悪化させる恐れがあるとしています。

 砂糖により腸内環境が乱れることで、免疫力そのものが低下するというのです。

 さらに、砂糖はヒスタミン放出を促す働きも持つといわれています。

2:コーヒーフレッシュは使わない

 植物性油脂で作られたコーヒーフレッシュには「トランス脂肪酸」という物質が含まれて居ます。

 この物質は免疫力やアレルギーへの抵抗力を下げるといわれているため、ミルクを入れるのであれば牛乳をおすすめします。

また、体を冷やすのも免疫力の低下へ繋がってしまいますので、アイスコーヒーよりホットコーヒーを飲むほうが良いでしょう。

もちろんカフェインの取りすぎはよくないので、花粉症にいいからと大量のコーヒーを飲むのはやめてくださいね。

目安としては、1日に2~3杯程度がおすすめですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

花粉症に悩まされている方が楽になれるお手伝いが出来れば嬉しいです。

また、いつ発症するのか分からないのが花粉症。

今は平気でも、今後発症する可能性は誰にでも有りますよね。

私も幸い今のところ発症していないのですが、万が一のためにしっかりと覚えておこうと思います!

 

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カフェママ

カフェママ

子育て中の主婦。育児の息抜きにコーヒーを楽しむのが趣味の一部に。 分かりやすい文章で情報をお届けすることを大事にしていきたいと思っています。