『コーヒーの染み抜きって、椅子についてしまった場合はどう対応すればいいの?』
そんな疑問にお答えします。
テーブルに運んでいる時に、”あ゛っ!”とつまづいたり、人とぶつかって、美味しい琥珀の雫が宙を舞い、フローリングならまだしも、椅子にパシャン。。。
毎日の様にコーヒーを飲む方なら一度ならずとも何度でも経験したことがありますよね。
そんなあなたのご参考になれば、
コーヒーの染み抜き方法を、椅子の素材別にご紹介します。
コーヒーの染みとなる成分とは
目次
まずは、コーヒーの染みの原因となる成分を見てみましょう。
コーヒー豆のカフェイン、ショ糖、クロロゲン酸、そして、ポリフェノールの一種であるタンニンが含まれています。このタンニンが染みの原因。
ブラックであれば、このタンニンがターゲットですが、更に気をつけなければいけないことが、ミルク入りの場合は、タンパク質が含まれるので、こちらも同時に考えなければなりません。
椅子の素材色々
コーヒーを受け止めてしまう椅子の構成要素は、、、
・布張り
・合皮
・天然皮
が主な素材になると思います。
上の素材を中心に染抜きをご紹介していきます。
布張りの椅子の染み抜き方法
まずは、ブラックコーヒー、ミルク入り、どちらにしても応急処置の速さが重要!
あっ!と、こぼしてしまったら、すぐにタオルを持ってきて、押さえる様に水分を拭き取りましょう。
染みになってしまったら、、、これからご紹介する2通りお試しください。
・ブラックコーヒー(ミルクなし)の場合
<用意するもの>
高温のお湯(60度〜80度ぐらい)
酸素系漂白剤
歯ブラシ
タオルないし布
染み部分に酸素系漂白剤をまんべなくまぶして、高温のお湯を少しずつ垂らします。
そうするとすぐに発泡してくるので、歯ブラシで泡を叩く様に慣らしながら、発泡が落ち着くのをしばらく待ってください。
酸素系漂白剤は、高温のお湯の発泡作用と時間で、染みを浮かせてくれます。
そこからは、残ったお湯(冷めていても良い)を、その部分に垂らしては、タオルで水分を拭き取ります。
これを数度(ある意味気の済むまで)繰り返しましょう。
・(ミルク入りのコーヒー)カフェラテ、カプチーノ、缶コーヒーなどの場合
上の作業の前に、最初に紹介したミルクのタンパク質を分解する工程を入れます。
<追加で用意するもの>
ラップ
高温のお湯を、染みの部分に垂らして、ラップをかけて、20分〜30分放置します。
こちらを行ってから、ブラックコーヒーの染み抜き工程を行います。
・ブラックかミルク入りか分からない場合
ブラックコーヒーの工程は共通なので、ミルク入りのタンパク質分解工程から行うのがお勧めです。
合皮の椅子の染み抜き方法
合皮系の椅子の染抜き方法は、何よりも応急処置が大切です。
すぐに水分をタオルないし、布で拭き取りましょう。
それでも染みなったら、合皮であれば、布張りの椅子と同じ作業を行ってください。
ただ、色落ちする合皮素材の場合には十分注意の上、行って下さい。
お湯を垂らしてコーヒー以外の色が出てくる様であれば、すぐにふき取るなど、慎重に行ってください。
天然皮の椅子の染み抜き方法
天然皮の場合も、合皮同様に応急処置が最も重要です。
すぐに水分を拭き取る!を実践しましょう。
その後、もし染みになってしまう様であれば、皮製品用の保護専用クリームなどをタオルにつけ、染みの部分を拭きます。
染みの成分をタオルに移す様に拭いてください。
天然皮は、水にも、薬品にも弱いため、家での対応は余りお勧めしません。
元が高価なこともあり、せっかくの染み抜きが、残念なことにならない様、
お金がかかっても、専門家にお願いすることをお勧めします。
最後に椅子の染み予防策
何事も起こってからより、日ごろから予防することも大切。
椅子の素材に撥水加工をお願いする。
皮の場合には、日頃から保護クリームなどを用いて、水分を吸収しずらくしておく。
など、あっとなる前に行うと、安心できます。
毎日のコーヒーを心置きなく楽しんでください!
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