コーヒーはマグの素材やかたち、色で味が変わるって知っていますか?
マグの素材によって保温性や口当たりが変わります。
かたちによって、コーヒーがどのように口に流れるのかが変わってきます。口に流れるコーヒーの量や速さと味に関係性がありそうな気もしますね。
さらに、色によって視覚的にも美味しさが変わってくるという驚きの実験結果も!
マグ選びのポイントがたくさんあって、どんなマグを選ぶのがいいんだろう?と迷ってしまいますよね。
そんなときに役に立つコーヒーマグの選び方などをご紹介!マグ選びの参考にしてみてくださいね。
コーヒーの味を左右する要因は?
まず、コーヒーの味を決める重要なポイントは「焙煎」です。さらに「豆の挽き方」「お湯の温度」「抽出速度」など細かいポイントはいくつもあります。
ですが、今回はお好みの条件で淹れた状態からのお話になります。
・温度……コーヒーを美味しく飲むのに最適な温度は60~70度といわれています。
冷めにくい素材を使ったマグに注ぐことで、美味しく飲める時間が延びることになりますよね。
もちろん、コーヒーを注ぐまえにマグを温めておきましょう。
・マグの口径……舌はその位置によって感じる味覚が異なります。先端では「甘味」奥では「苦味」、左右の側面では「酸味」を感じます。
そういった理由から、コーヒーがどのように口の中に入るかによって感じられる味のバランスが変わってくるのです。
口径が狭くなるほど口の奥へコーヒーが流れ込みやすいので、なるべく口径の広いマグを選ぶほうがバランスよくコーヒーを味わうことが出来ます。
マグの素材・色がもたらす効果って?
マグと一口に言っても、さまざまな素材・色のものがあります。それらがコーヒーの味にもたらす効果について、簡単に紹介します。
・素材
よく使われている、陶器で出来たマグは保温性が高いのが特徴です。表面の凹凸で口当たりが丸く感じられます。
磁器製のマグは表面がなめらかで口の中に均一に広がりやすく、味と香りをしっかりと楽しむことが出来ます。
ヨーロッパでは、最もコーヒーの味に影響が出ないとしてガラス製のマグが好まれています。
どの素材でも厚みがあれば冷めにくく、薄いものは冷めやすいので気にしてみてくださいね。
・色
近年、イギリス・オーストラリアの合同研究チームがこのような仮説をたてました。
「マグカップとコーヒーの色のコントラストが味覚に影響をあたえている可能性がある」
チームは実験で「青・透明・白」の三色のマグを使い、甘さや味の評価を行いました。
すると、青いマグで飲むコーヒーは甘味が強く感じられ、逆に白いマグで飲むと苦味が強く感じられるとの結果がでたのです。
マグの内側の色とコーヒーの色のコントラストによって味の感じ方が変わるというのは驚きですね。
味わい方にあわせたマグを選んでみよう
色によって味を違って感じるというのは面白い実験結果ですよね。
それを利用して、甘めのコーヒーでリラックスしたいときには青いマグを、苦味の強いコーヒーで頭をすっきりさせたいときには白いマグを。
そんな風に使い分けるのもいいかもしれません。
味とは直接の関係はありませんが、青色にはリラックス、赤色やオレンジ色には疲労回復などの色彩心理学的作用もあります。
その日の気分に合わせて選べるように、色々揃えてみるのも楽しいかも……?
まとめ
コーヒーはマグによって味が変わるということ、知っていただけたでしょうか?
今回紹介したことが、たくさんのマグの中からお気に入りを探すお手伝いになれば嬉しいです。
お好みのものを選ぶのが一番ですが、迷ったときにはぜひ参考にしてみてくださいね。
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