コーヒーを飲みすぎるとめまいが起こるのはなぜ?

一日を振り返ると、意外とコーヒーを飲みすぎたりしていませんか?

朝の目覚めの一杯に始まり、気分転換の一杯、商談時に出される一杯、待ち合わせの時の一杯、などなど・・・。

コーヒーを飲みすぎると、めまいなどを引き起こす急性カフェイン中毒になることもあります。

めまいの他にも吐き気や頭痛など、コーヒーの飲みすぎによる中毒症状には気をつけなければなりません。

ここでは、その中毒症状とその予防について紹介します。





コーヒーを飲みすぎるとなぜめまいが起こるの?

これは、コーヒーに多く含まれる「カフェイン」が原因とされています。

カフェインには適量であればメリットもあるのですが、過剰に摂取してしまうと逆にデメリットになってしまいます。

まず先に、めまいを引き起こしてしまう原因として挙げられるのが、「自律神経の乱れ」です。

カフェインを継続して摂り続けると、体を活動させる機能を持つ「交感神経」に強く働きかける状態が続きます。

すると、心拍数が増加したり、血圧の上昇が長く続いたりして、体は常時興奮しているような状態に陥ってしまいます。

そのため、自律神経のバランスを崩し、体全体に不調をきたします。

その結果、症状として、めまい・倦怠感・気分の落ち込み・しびれ・頭痛などの症状が現れるのです。

症状の現れ方は人によって様々ですが、強いめまいが起こったり、ひどく疲れてしまったり、ひどい頭痛が止まないということもあるようです。





コーヒーの飲みすぎによる他の症状

他の症状として挙げられるのは、

・胃痛や吐き気を引き起こす

カフェインには胃液の分泌を促す働きがあります。

すると胃の粘膜が多量の胃液によって刺激され、胃の粘膜を傷つけてしまい、胃を荒らしてしまう可能性があります。

ですからなるべく空腹時には飲まないようにする方がよいでしょう。

・貧血になる

カフェインには鉄分などミネラルの吸収を阻害する性質があり、血液を作りにくくしてしまう一面も持っています。

なので、貧血に悩んでいる方、また生理中の方などは、カフェインの摂取を控えたほうがよいでしょう。

・睡眠の質を低下させる

先ほどもお伝えしたように、カフェインは「交感神経」に働きかけるため、カフェインを含む飲料を飲むと体は興奮している状態になってしまいます。

興奮状態のままでは、頭も体も眠気をなかなか催さないのはおわかりですよね。

ですから睡眠不足になったり、睡眠の途中で起きてしまったりと、睡眠の質が低下してしまうことがあります。

なので、睡眠時間の約3時間前からは、カフェインを含む飲料を摂取することは控えたほうがよいでしょう。

・依存を引き起こす

カフェインを摂取しないと、以下のようなからだの不調が現れる場合もあります。

それはもしかすると、「カフェイン依存症」かもしれません。

・頭痛が起こる

・不安になったり、イライラしたり、気分が落ち込んだりする

・吐き気を催す

このような症状が見られる場合、少しずつカフェインを含む飲料の摂取を減らしていく必要があります。

以上のような症状が見受けられた場合、自己判断せず、できれば医療機関にかかることをおすすめします。

1日のコーヒーの適切な量はどれくらい?

成人の場合ですと、1日当たりカフェインの量にして400mg以下であり、コーヒーに換算すると約5~6杯となります。

また、コーヒー以外にもカフェインを含む飲料(紅茶・緑茶・エナジードリンクなど)もあるので、コーヒー以外からのカフェインの摂取があることも忘れないようにしましょう。

まとめ

コーヒーの飲みすぎによるデメリットをご紹介しましたが、眠気覚まし・リラックス効果・集中力アップなどのメリットもあります。

ですから適切な量を守りつつ、あなたのコーヒータイムを楽しんでくださいね。

 

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