コーヒーの味は、豆の種類からも分かるように多種多様ですが、多くは「苦味・酸味・甘味・コク・香り」に分類されます。
コーヒーの苦味が強い方が好きな方もいれば、苦味が少ない方が好きな方、バランスの取れた味が好きな方、夏はスッキリが良いけど冬はコクがあるのが良い、など好みの味も様々です。
また、「コーヒーは好きなのだけれども、苦味があるのがちょっと苦手」という方も、しばしばいらっしゃいます。
コーヒーは嗜好品ですから、好みがあるのはもちろんですし、できれば自分の好きな味のコーヒーでほっと一息つきたいですよね。
そこで今回は、コーヒーの苦味が苦手な方向けに、苦味の少ないコーヒー豆の種類をご紹介します。
コーヒーの苦味が少ない~レベル1~
・メキシコ
香りが豊かで酸味が強くほのかに苦味がある上品な味が特長です。
標高が高いところで栽培されている豆ほど品質が良いとされています。
・コロンビア
甘い香りと柔らかい酸味が混じり合い、かつ華やかな風味やコクがある、大変バランスのとれた豆です。
コーヒーを嗜むのが初めての方にオススメします。
・グァテマラ
甘い香りと少し強めな酸味とコクがあり、フルーティーな味わいです。
ストレートでも美味しく飲めますし、ミルクや砂糖を混ぜてもその味わいを損なわない、オールマイティな豆がグァテマラです。
・クリスタルマウンテン
甘みがあってクセがなく、さっぱりとしていながらも柔らかなコクがあります。
クセが無いので口当たりがよく、サラッと飲めてしまいます。
キューバが原産国のコーヒー豆なのですが、水晶の採れる山岳地帯で生産されているため、「クリスタルマウンテン」と呼ばれており、キューバの豆の中でも最高級品とされています。
・ベネズエラ
酸味が少なく適度な香りがありながら、独特の味わいがあるのがベネズエラです。
主張しすぎる味が無く優しい味なので、コロンビア同様、コーヒーを飲み始めて初めての方にもぴったりな豆ではないでしょうか。
・ケニア
濃厚なコク・酸味・甘味があり、柔らかい苦味があります。コーヒーの風味が強い豆といえるでしょう。
このような絶妙な味のバランスが特長で、ヨーロッパ諸国で人気があります。
また品質の良さも特長の一つです。
・サントス
酸味・苦味・香りにクセが少なく、あっさりとした味わいの、いわば万人受けする豆が、サントスです。
ブラジルの「サントス港」より出荷されるので「サントス」と呼ばれます。
安定して収穫できるため、生産量は世界一となっています。
コーヒーの苦味が少ない~レベル2~
・キリマンジャロ
強い酸味とコクがありながらも上品な風味で、ほのかな甘味があります。
タンザニアのキリマンジャロ山のふもとが栽培地となっています。
原産国アフリカならではの「自然の味・野性味のある味」を楽しめます。
・コスタリカ
豊かな酸味があり、深いコクと少しの苦味、芳醇な香りが特長です。
上品な味わいなので、女性にも人気のある豆です。
まとめ
苦味だけで分類しても、コーヒー豆にはこれだけの数があることがおわかり頂けましたでしょうか。
今では、コーヒー店が上記の豆などの特長を把握し、独自にブレンドした豆を発売していますよね。
お店の方と会話しながら好みの味を見つけてみるのも、日常の楽しみの一つになるかもしれませんよ。
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