ほうじ茶のあの香ばしい香りはホッと癒されますね。ほうじ茶とは煎茶、番茶、茎茶を炒って焙煎(ばいせん)したものです。
渋みや苦味も少なくて飲みやすく、毎日飲んでいるという方もいると思います。しかし、ほうじ茶にも少なからずカフェインが入っています。
妊娠中は特にカフェインが気になりますね。一体どれくらいのカフェインがほうじ茶に入っているのでしょう?
赤ちゃんへの影響はあるのでしょうか?ほうじ茶の気になるところをまとめてみました。
ほうじ茶のカフェイン含有量はどれくらい?なぜ少ない?
目次
では早速、ほうじ茶のカフェイン含有量を他の飲み物と比較してみましょう。
抽出時間などでも違いますので目安にしてください。
飲料の名称 | カフェイン含有量(150mlあたり) |
玉 露 | 180mg |
コーヒー(ドリップ) | 100mg |
コーヒー(インスタント) | 65mg |
紅 茶 | 45mg |
ウーロン茶 | 30mg |
煎 茶 | 30mg |
ほうじ茶 | 30mg |
番 茶 | 30mg |
麦 茶 | 0mg |
コーヒーよりは少ないですが、ほうじ茶にもカフェインが入っていることがわかります。
ほうじ茶はカフェイン含有量がもともと少ない番茶や茎茶を焙煎して作ります。
高温の焙煎の熱でカフェインが減少するため、他のお茶に比べてカフェインが少なくなるというわけです。
ちなみに、アミノ酸、カテキン、ビタミンCも焙煎によって減少します。
妊娠中、赤ちゃんへのカフェインの影響は?
1日あたりのカフェイン摂取量が100mgを超えると自然流産が増加するとも言われています。
- 自然流産の増加
カフェインには血管を収縮させる作用があるため、母体から胎盤へ送られる血液が減少する傾向があります。
血液が減ると胎盤の形成に影響がでたり、赤ちゃんへの酸素や栄養素が十分にいきわたらなくなり、発育の抑制を高める可能性が出てしまいます。
さらに、妊娠後期は体内におけるカフェインの代謝速度が下がるため、カフェインが通常よりも長い時間、母子の身体に残ることになります。
- 低酸素状態
- 発達障害
- 発育遅延
- 低体重
- 早産
ママにも影響がある
カフェインには「タンニン」という成分が含まれており、体内に取り入れたカルシウムと鉄分がタンニンと結合して、カフェインの利尿作用により母子共に必要なカルシウムと鉄分を体外へと排出してしまいます。
そのため、カルシウム不足になったり、貧血を起こしやすくなったりすることがあります。
だんだんとお腹が大きくなってくると胃が圧迫されてきます。カフェインには消化器系や胃液の分泌を活発にする働きがあります。
このためカフェインで胃もたれや、吐き気、下痢などの症状を引き起こすこともあります。
カフェインは妊娠中の母体にも影響がありますから、やはり飲みすぎには気をつけましょう。
妊娠中はほうじ茶をどのくらい飲んでも大丈夫?
妊娠中の1日に摂取しても良いとされるカフェインの量は100mgです。
コーヒーやお茶が好きな人にとってカフェインゼロをずっと続けるというのもストレスになりますよね。
しかし、妊娠中は身心共にデリケートで大切な時期ですから、ほうじ茶がいくらカフェイン含有量が少ないとはいえ、1日カップ2~3杯くらいにしておいたほうがいいでしょう。
妊娠中もほうじ茶はおすすめ
ほうじ茶に含まれる「テアニン」という成分には、副交感神経に作用して脳をリラックスさせたりする働きがあります。
また、「ピラジン」という成分には気持ちを落ち着かせてくれる働きがあります。
煎茶にもこのテアニンとピラジンは含まれていますが、焙煎することによってこの二つはさらに増え、ほうじ茶に多く含まれるということになるわけです。
あの香ばしい香りにホッと一息つけるのにも頷けますね。
- リラックス効果
血液の流れを良くする効能もありますので、冷え性や肩こりの改善にも期待が持てますよ。
妊娠中も冷えは大敵ですから本当に嬉しい働きです。
- 冷え、肩こりの改善
ホルモンバランスの変化やつわりなどで虫歯や口腔内のトラブルも多くなります。
ほうじ茶に含まれるポリフェノールは、口臭の原因となる雑菌の繁殖を抑制して、抗菌・抗酸化作用もあり、虫歯予防になります。
虫歯予防に効果があるフッ素もほうじ茶には含まれているのです。口臭、虫歯などの口腔内トラブルにも期待ができます。
- 口臭、虫歯予防
まとめ
ほうじ茶のカフェイン含有量、赤ちゃんへのカフェインの影響ついてご紹介してきました。
最近はほうじ茶にもノンカフェインの商品が販売されています。
あまり飲む量を気にせずに過ごしたいなら、最初からノンカフェ商品を選んでもいいでしょう。
そして今、ほうじ茶の人気が高まっていますね。カフェラテの代わりにほうじ茶ラテはいかがですか?おすすめですよ。
小鍋にほうじ茶葉と水を入れ、沸騰したら中火で3分煮立たせてほうじ茶を抽出する。
牛乳(または豆乳)を加え、中火でフツフツと表面がしてくるまで温めれば、できあがり!簡単でしょ!
寝る前に飲んでも寝つきに影響はなく、逆に高いリラックス効果で安眠できるといわれています。
低カフェインのほうじ茶でリラックスして素敵なマタニティライフをお過ごしください。
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