夏になると飲みたくなるのはもちろん冷たい飲み物ですよね。
カフェやコンビニなどでも夏場はあたたかい飲み物よりも冷たい飲み物のほうが売れますが、その中でも親しみがあり、たくさん飲まれているのがアイスコーヒーです。
実はこのアイスコーヒーは海外ではそこまで流通していないようでここまで飲まれているのは日本くらいなんだそうです。
そんなアイスコーヒー、水出しタイプとドリップタイプがありますよね。
では、アイスコーヒーの水出しとドリップの違いとは何でしょうか、疑問に感じた方もいらっしゃると思います。
今回はその違いについてご紹介いたします。
アイスコーヒーの水出しタイプについて
水出しタイプのアイスコーヒーはウォータードリップコーヒー、ダッチコーヒーという名前もついており、若葉の生い茂る五月頃から水出しアイスコーヒーをおいしく感じるようです。
水出しの作り方としては水出しコーヒー用の専用ポットに粉をセットし、水を入れて冷蔵庫に入れるだけとなっています。コーヒーの種類によってその時間は様々ですが、だいたい8~12時間で水出しアイスコーヒーができます。
またもっと簡単に作る方法としては水出し用のコーヒーバッグを使うという方法もあります。水出し用の麦茶と同じ方法でポットに水を入れ、コーヒーバッグも一緒に入れて冷蔵庫で冷やしておくだけです。
これらが水出しのアイスコーヒーの作り方となっています。
コーヒーは基本的にお湯を用いて淹れるのが通常なので水出しはとても珍しい淹れ方となっています。
そんな水出しタイプは本来持ち合わせているコーヒー豆の香りを逃がすことなく抽出液自体に香りを閉じ込めることができるため、上質な甘み、ドリップタイプに比べて苦味の少ないさっぱりとしたアイスコーヒーになります。
ただ、コーヒー豆の成分を抽出する時間が長く、コーヒーの酸味を味わうことはできません。
また、豆の状態が悪いと抽出液にそのまま出てくるという欠点もあります。
アイスコーヒーのドリップタイプについて
アイスコーヒーのドリップはお湯で淹れたコーヒーを急激に冷やすことによってできます。
ドリップタイプのアイスコーヒーに適した豆としてはイタリアンローストかフレンチローストがよいとされています。
イタリアンローストは香ばしい香りとすっきりとした切れ味のよい苦味が特徴となっており、またフレンチローストはイタリアンに比べ焙煎が少し薄いためにさわやかな苦味が特徴となっております。
作り方としては、まずサーバーかグラスに氷をいれます。
このときもしあればウイスキー用の溶けにくい氷を使うとなおよいです。
急激に冷やすためにたくさんの氷をいれておきましょう。
次にドリッパーにコーヒー豆を入れます。
ホットよりもやや多めに、15g強程度入れてください。
そしてお湯を沸かしドリップします。
このとき、お湯の温度としてはしっかり抽出できるように90度前後にし、最初にコーヒーの粉に水分を含ませ30秒ほど蒸らした後、できるだけ細くお湯を注ぎ淹れ、3回にわけてしっかりと抽出します。
サーバーに氷が入っている場合には抽出と同時に冷やされます。
グラスに氷が入っている時にはすぐにコーヒーを移し替えて軽く混ぜてください。
これでドリップのアイスコーヒーの完成です。
ポイントとしては急激に冷やすことと、濃い目にドリップすることです。
水出しとドリップの違い
水出しとドリップの違いとしては、手間のかかり方、味の若干の違いなどがあります。
水出しのほうが苦味が少なく、手軽に作れるのも水出しです。
味にこだわりたい方にはドリップのアイスコーヒーを、手軽に飲みたい方には水出しをおすすめいたします。
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