スリランカの紅茶も特徴が強く人気が高いですよね。
スリランカといえば、アジア地域ではインドに次ぐ紅茶の生産地。
世界第三位となる生産量を誇っています。
そんなスリランカで生産されている紅茶は『セイロンティー』と呼ばれ親しまれています。
今回はスリランカで紅茶の生産が盛んになった理由や、セイロンティーの種類・特徴をご紹介!
特に香りに特徴を持つといわれているスリランカの紅茶を味わい、レビューもしていますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。
スリランカの紅茶事情って?
まずはスリランカで紅茶が生産されるようになった事情からお話します。
19世紀、まだスリランカという名の国はなくセイロン島がイギリスの植民地だった頃。
セイロン島ではコーヒーの栽培が行われていました。
しかし「さび病」と呼ばれる病気のため、コーヒー農園は壊滅的なダメージを受けてしまいます。
そこでイギリスは、すでにインドで成功させていた紅茶の生産をセイロン島でも始めます。
コーヒー農園は徐々に茶園へと変化していき、セイロン島の山は茶樹に覆われていきました。
そして、現在の世界第三位という生産量を産み出すことに。
スリランカでの紅茶栽培はコーヒーの代替だったというわけなんですね。
スリランカの国土は日本の北海道ほどの大きさで、主に中部~南部の山岳地帯で紅茶の生産が行われています。
島の中央には南北に山脈が通っており、山脈をはさんで東西で気候が真逆に。
それは「貿易風」と「偏西風」の影響を受けるからなんです。
11月~2月には貿易風により山脈の東側は雨季、西側は乾季になり、
5月~9月には偏西風により東側は乾季、西側は雨季となります。
この特徴ある気候がセイロンティーの安定的な生産量の理由になっているんですね。
さらに標高の違いによる気候差も加わることで、産地ごとに特徴の異なる紅茶が生産されるというわけです。
では、スリランカの主な紅茶の産地ついて次の項目で紹介します!
スリランカの紅茶にはどんな種類がある?
スリランカでは国内の様々な地域で紅茶が生産されています。
世界三大紅茶のひとつ『ウバ』をはじめ、産地の名前が紅茶の名前として知られています。
日本でも数多く流通しているセイロンティーの中から、今回は主な5つの地域をピックアップしてみました!
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- ウバ
『世界三大紅茶』のひとつで、独特な香りが好まれる最大の特徴。
セイロン島の中央山脈・東側の斜面に広がり、標高も高い地域に位置しています。
クオリティシーズンは7月から9月で、偏西風による乾季に当たる時期。
乾燥した強い風により、ウバの紅茶は風味が良くなるといわれています。
その味は力強く、香りとのバランスも優れていると評価されています。
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- ディンブラ
続いて紹介する『ディンブラ』は、ウバとは逆の山脈西側に位置する産地。
貿易風の影響を受けた、1~2月のクオリティシーズンには豊かな芳香の紅茶が生産されます。
その香りはまるでバラのようだと評されており、人気。
味わいはスッキリと飲みやすく、優しい甘みと香りのバランスが良いと評価されています。
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- キャンディ
山脈の東側にある『キャンディ』はウバよりも標高は低く、より北側に位置する産地。
「日本人の好みにあう」といわれるほど癖のないまろやかな口当たりはブレンドベースにも使用されています。
飲みやすさはセイロンティーの中でもトップクラスで、香りとまろやかな甘みが特徴。
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- ヌワラエリヤ
標高1800m、スリランカで最も高い位置にある生産地『ヌワラエリヤ』
霧の多さ、昼夜の寒暖差などの気候条件がダージリンにも近い香りを産み出しています。
クオリティシーズンである1~2月にはより香り高い紅茶を生産。
色は淡く、まるで日本の緑茶のような見た目が特徴的でさっぱりとした味わいが人気。
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- ルフナ
スリランカ南部に位置し、比較的標高の低い産地の『ルフナ』
日本ではなじみの薄い産地ですが、コク深い味わいはロシアなどで人気を集めているそう。
力強さの割りに渋みは控えめでまろやかな口当たりが特徴的。
よりまろやかさを味わえるミルクティーで楽しむのが定番とのこと。
それぞれの特色はつかめたでしょうか?
特徴を味わう!
世界三大紅茶と名高い『ウバ』を、こちらのショップにて購入しました!
茶葉はこんな感じ。細かいですね。
キッチリとグラム数を量り、お湯を注ぎ蒸らします。
濃い赤色で、豊かな香りがこの後の楽しみを膨らませてくれます。
口に含むと、とてもまろやかで飲みやすい!
一瞬甘みを感じますが、その後に程よい渋み。
とてもバランスの良い紅茶といった印象ですね。
力強い味わいなので、ミルクティーにするのもよさそうです。
飲みやすい紅茶なので、是非試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スリランカ産紅茶について、産地や特徴などをまとめてみました。
今回私が飲んでみたのは『ウバ』ですが、是非他の産地の紅茶も試してみてくださいね。
多種多様という言葉がぴったりなスリランカの紅茶「セイロンティー」は奥深く、楽しみ方も様々です!
この記事がセイロンティーをより楽しむきっかけになれば幸いです。
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