インド産紅茶の特徴を味わってみた!

紅茶の本場といえばインド

紅茶に詳しくない方でもインド産の紅茶はいくつかご存知かと思います。

例えば『ダージリン』『アッサム』という名前の紅茶は目にする機会も多いことでしょう。

紅茶といえばダージリンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

世界的にも『有名』という特徴を持ったインドの紅茶。

今回はインドの紅茶がこれほどまでの知名度を持つに至る歴史や種類、そして味の特徴をご紹介!

インドでの特徴的な紅茶の飲み方をはじめ、

紅茶について押さえておきたい特徴もまとめてみましたのでぜひ最後までご覧くださいね。





インドのお茶事情って?

南アジアに位置するインドは、世界第2位の人口を有する大国。

紅茶の生産量もとても多く、世界一で年間100t近い量を生産しています。

ですが、輸出量は世界第三位。

実は生産された紅茶の大半は、インド国内で飲まれているんです。

スパイスが入っていて特徴的なミルクティーである『チャイ』は日本でもおなじみですよね。

インドでポピュラーな紅茶といえば『チャイ』ですが、

この『チャイ』とは日本語で『茶』という意味。

インドではミルクで煮出す飲み方が好まれているため、茶といえばミルクティーをさすことがほとんど。

なので、この煮出しミルクティーが「チャイ」と呼ばれるようになったというわけです。

ちなみにスパイスが入ったチャイはマサラチャイと呼ばれ、

スパイスの入らないものはチャイと分けて覚えておくと役に立つかも…?

これほどまでに紅茶が親しまれるようになったのは、イギリスが『東インド会社』という貿易会社を設立してから。

始めは隣接する中国産のお茶をイギリスへ輸出していましたが、18世紀にアッサム地方に茶園を展開します。

19世紀には中国種の茶樹とは異なるアッサム種を発見・育成を成功させ国内各地に茶園を拡大。

そして現在では世界的な紅茶の産地になりました。

東インド会社が無ければ、今日のインド紅茶の発展は無かったかもしれません。





インドの紅茶にはどんな種類がある?

インド各地で紅茶は生産されていますが、北東部が抜きん出た生産量を誇ります。

そして、茶園のある“地域名”がそのまま銘柄としてつかわれています。

世界三大紅茶の一つ『ダージリン』や高名な『アッサム』は北東部の地名。

もちろん南部でも『ニルギリ』のような高地で栽培がされていて、こちらも知名度のある紅茶ですよね。

代表として、今上げた3種類の紅茶についてまとめてみました。

    • ダージリン

世界三大紅茶の一つ。避暑地としても有名なヒマラヤ山麓の標高2000mという高地で栽培されている。

昼夜の寒暖の差が激しく、霧が多く発生する地形に恵まれて茶樹は育ちます。

渋みが強く、『紅茶のシャンパン』と例えられるほどに独特な香りが特徴。

ダージリンは収穫時期により味わいが異なり「クオリティシーズン」という以下のような区分があります。

ファーストフラッシュ:4月上旬に収穫される一番茶。生産量は少なく貴重で高価。

セカンドフラッシュ:5~6月に収穫される二番茶で、ファーストより強い香りの高級品。紅茶のシャンパンと異名を持つ。

オータムナル:10月~11月に収穫される最後の茶葉。渋みが強いのが特徴で、ミルクティー用に欧州では人気が高い。

    • アッサム

インド国内のみならず、世界最大の紅茶産地。インド紅茶の2/3を生産しています。

標高500m以下のアッサム平原という多雨気候の肥沃な土地に育ち、濃厚なコクが味わえる紅茶はミルクティー向き。

タンニンが多く渋みが強いので、ストレートで飲むなら薄めにするのが良いと言われているほどです。

ダージリン同様に、ファースト・セカンドフラッシュという区分はありますが、比較的安定して一年中収穫可能。

    • ニルギリ

インドでも南部の山岳地帯。標高1200m~2000mほどの高地では昼夜の寒暖差があり茶樹の栽培に向いている。

中国種の茶樹を試験的に栽培したのが始まりと言われており、現地のアッサム種と交雑した品種がメインで栽培されています。

気候などの環境がスリランカに似ているため、風味も似ていると評価。

気候がよく一年中茶葉の収穫が可能で、12月から1月にかけて収穫されるものは品質もよく人気。

とくに癖のない味わいはブレンド用に使われることも多い。アイスティーにすると飲みやすい。

特徴を味わう!

それではお待たせしました!

インドの紅茶を実際に味わってみたいと思います。

今回はこちらのショップにて購入した『ダージリン』を。

茶葉の状態では香りはそれほど強くありません。

入れてみると、ふわっと爽やかで甘い香り。

綺麗なオレンジ色の紅茶です。

飲んでみると、華やかな香りのなかに渋みがあります。

ダージリンの特徴的な渋みですが、今回の商品はさほど強くないので飲みやすい!

ストレートで、ビスケットと共にいただきましたがとても相性がよく感じられました(笑)

「ダージリン」とひと口にいっても、収穫時期や年度によって味も価格もバラバラ。

購入する際は、店舗の説明をしっかりチェックしてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

インド紅茶の一端ではありますが、まとめてみました。

今回紹介したのは、本当にほんの一端。

ダージリンだけでも飲み比べを充分に楽しめるほどの種類があります。

ぜひお好みの味を探して飲み比べをしてみてください!

味の違いやそれぞれの特徴を楽しむと、紅茶の奥深さが実感できるのでおすすめです。

 

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カフェママ

カフェママ

子育て中の主婦。育児の息抜きにコーヒーを楽しむのが趣味の一部に。 分かりやすい文章で情報をお届けすることを大事にしていきたいと思っています。