コーヒーの原産地で有名な国の一つに南米、コロンビアがあります。最近はサッカーの強い国としても有名になってきましたね。さて、コロンビアのコーヒー豆ってどんなモノなのでしょう?
有名なのはなんとなく知っているけれど、どんな味?酸味は強いの?という疑問がわいてきます。コーヒーにおいて酸味のバランスはかなーり重要なのでこの機会に調べてみることにしました!
コーヒーの国コロンビア
コロンビアは南米北西部に位置する共和制国家です。東にベネズエラ、南東にブラジル、南にペルー、南西にエクアドル、北西にパナマと国境を接しており、北はカリブ海、西は太平洋に面しています。
人口は2008年現在、約4300万人で、ブラジル、メキシコに次いでラテンアメリカで三番目に人口の多い大国です。
コーヒー、エメラルド、バラの産地で、『コロンビアコーヒー』は日本では通称『エメラルドマウンテン』と呼ばれています。『エメマン』と聞けば分かる人も多いのではないでしょうか。
コロンビアコーヒーの歴史と栽培土壌
コロンビアコーヒーの起源は、1730年頃に、東部のベネズエラ国境の町タバヘにあるサンタ・テレサのキリスト教修道院で始まったとされています。その後キリスト教関連の施設に広がり始め、1835年に記念すべき初の輸出が行われます。
1870年代~1910年代に周りの国々に刺激される形でコーヒー産業が活発になり、市場で品質を高く評価されるようになりました。こうして、コロンビアのコーヒー産業は、国の重要な輸出産業となります。
コロンビアのコーヒー栽培は標高の高い山岳地帯に集中しており、山の気温差と、水はけのよい土壌、2000ミリ/年の降雨量と適度な日照量が存在するという条件の整った場所で行われます。急斜面に位置していることから、そのほとんどは小規模農園です。
急斜面のため、農作機械は使えず、栽培から収穫のほとんどが手作業で行われます。収穫量ははおよそ65万トン/年で世界第3位のコーヒー大国です。
コロンビアコーヒー気になる酸味
栽培品種はすべてアラビカ種で、主にカトゥーラ種とバリエダコロンビア種が占めています。等級は豆の大きさで格付けされ、スクリーン17以上は「スプレモ」で最高ランクになります。14以上は「エキセルソ」とされ、13以下は基本的には国内のみの流通となるようです。
気になるお味ですが、芳醇な香り、やわらかな苦みとコク、豊かなフルーティーさが味わえます。加えて注目なのが『酸味も強すぎずバランスがよくマイルドなコーヒー』であるという点です。私が良く行く喫茶店でもコロンビア産のコーヒーを出しているのですが、香りの良さ、フルーティーさは他国と比べてもピカイチですねー♪ちなみに『エメラルドマウンテン』とは、コロンビアコーヒーの中でも3%に満たない厳選された高級豆になるそうです。
非常に貴重で上質な味が楽しめます。
まとめ
『コロンビアコーヒー』の通称が『エメラルドマウンテン』だったなんて、ちょっと新しい発見でしたね!しかも、正式な『エメマン』は、全体の中でも極わずかしか取れない希少な豆だったとは・・・
缶コーヒーの『エメマン』は慣れ親しんだ味だけど、本場コロンビアの極上の『エメマン』も是非一度は味わってみたいものですね!
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