パナマ産コーヒーの特徴を味わってみた!

みなさんこんにちは! カフェママです。

春の気配が少しずつ感じられてきた今日この頃。いかがお過ごしでしょうか?

さてさて、「中米のコーヒーを産地別に味わってみよう!」企画、

前回の「ニカラグア」に引き続き今回は「パナマ産のコーヒー」をご紹介します!

パナマといえば“運河”を連想する方も多いのではないでしょうか。

そんなパナマで生産されているコーヒーの味や特徴をご紹介!

コーヒー栽培の歴史は中米諸国のうち一番浅いパナマ。

“だからこそ”他の生産国とは異なる特徴があるんです。

ぜひ最後までご覧になって、その特徴を感じてみてくださいね。





パナマってどんな国?

パナマ共和国は、中米諸国の最南部に位置する国です。

地形は東西に細長く、北海道より少し小さい面積。

東西からは山脈が延びており、国土の78%が山地・丘陵の山岳地帯となっています。

熱帯性気候の国で、乾季と雨季があり年間の降水量は2000~3000mmにのぼるとのこと。

赤道に近い国のため、比較的低い都市部は常に気温が高いですが、標高の高い山岳地帯では朝晩で寒暖差が激しくなっています。

パナマといえば、国を二分し太平洋と大西洋を繋いでいる「パナマ運河」が有名ですよね。

私もテレビで見たことがありますが、まさに船のエレベーターといった仕組みは圧巻。

また、自然保護に力を入れていて、国内に数箇所の“自然遺産”があり珍しい動植物が生息しています。

その関連として、化学肥料などを使わない栽培を行っている農園もあるそうです。





コーヒー生産量やその品種・特徴は?

では、そんなパナマで生産されているコーヒーはどのような品種や特徴をもっているのでしょうか?

パナマのコーヒーといえば「ゲイシャ」が有名ではないでしょうか。

「ゲイシャ」とは品種のこと。原産地:エチオピアの“ゲシャ村”が名前の由来だそうです。

この品種は栽培が難しく、商業栽培には向かないといわれていました。

しかし、パナマの「エスメラルダ農園」がそれを成功させ国際オークションでの最高額を記録したことをきっかけに有名に。

現在では他の農園や他国でも“ゲイシャ種”は生産・販売されています。

農園は標高1000m以上の高地が多く、ニカラグアでも紹介したように、標高別グレードが定められています。

1.SHB(ストリクトリー・ハードビーン):標高1350m以上

2.HB(ハードビーン):標高1050m~1350m

3.EPW(エクストラ・プライムウォッシュド):標高900m~1050m

の、三段階に分けられており標高が高いほうが高級とのこと。

パナマで主に生産されているアラビカ種のコーヒーは、酸味が控えめでほんのりと甘い香りが特徴的だと言われています。

飲んで分かる、その特徴は?

お待たせしました! では、実際にパナマ産のコーヒーを飲んでみました。

今回選んだ豆は、こちらの店舗で販売されている「エスメラルダ農園・ゲイシャ」です。

そう、ゲイシャ!

お店のおススメはシティロースト。

豆の形が少し長めですね。

香りが普通のコーヒーの香ばしさとはちょっと違います。

どう表現すればいいのでしょう。爽やかな香り。

ゆっくりと丁寧に、ドリップ。

飲み口はとても爽やかで、あっさりとした印象。

苦味があまりなく、酸味も早く消えていきます。

変わりに甘みが広がる後口で、コーヒーなのにコーヒーじゃないような、不思議な感じに(笑)

酸味のキレのよさと、後で広がる甘みが面白いハーモニー。

そして、一番驚いたのが冷めた“ゲイシャ”です。

一般的なコーヒーだと、冷めていくと酸味が強くなりますよね。

ゲイシャは冷めると甘みが濃厚になる気がします。

邪道なのかもしれませんが、少し時間を置いてぬるくなった方が私は好きです。

コク深く、苦味のあるコーヒーを好んで飲む私ですが、ゲイシャは別格!

濃厚な甘みがコーヒーでこれほど楽しめるなんて、驚きの味でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

パナマという国、そしてパナマで生産されるコーヒーとその特徴について、少しでも理解を深めていただけたら嬉しいです。

今回飲んでみた“ゲイシャ”というコーヒーは、言葉であらわすのが難しいくらい複雑な味わい。

スッキリとした酸味、あっさりとした苦味とコク、そして華やかな甘さ。

これらの味わいがバランスよくまとまっていて、面白い。もちろん美味しい。

高価な豆ではありますが、コーヒー好きならぜひ飲んでみて欲しい!そう思う豆ですよ。

ぜひ試してみてください! 

そして、次回は「ホンジュラス」のコーヒーをご紹介。

次回もご覧になってくださいね。

 

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カフェママ

カフェママ

子育て中の主婦。育児の息抜きにコーヒーを楽しむのが趣味の一部に。 分かりやすい文章で情報をお届けすることを大事にしていきたいと思っています。