コーヒーの入れ方の種類って?どれくらいの方法が有るのか調べてみた にて数種類の「入れ方」を紹介しました。
今回は、その中でもよく利用される「ハンドドリップ」とそのコツについて詳しくみていきましょう。
おうちでハンドドリップすると、どうも味に雑味がまざる、豆の風味が活かしきれていない…。
そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
ハンドドリップという入れ方は難しいものだと思っている方、ハンドドリップはコツをしっかり押さえていれば美味しく入れることができるんです!
そこで今回はハンドドリップのコツについて、分かりやすくまとめてみました。
もちろん、初心者の方だけでなく、普段からハンドドリップを楽しんでいる人も「入れ方のコツ」に注目ですよ。
より美味しくコーヒーを楽しむためにも、ハンドドリップのコツをチェックしてみてくださいね。
ハンドドリップに必要な道具は?
目次
まずは、ハンドドリップでコーヒーを入れるために必要な道具についてみてみましょう。
ハンドドリップに必要なのは、
- ドリッパー
- フィルター
- コーヒーサーバー
- ポット
です。
ドリッパーには形状や穴の数が異なるものがあります。
カリタ式と呼ばれる3つ穴のもの、メリタやハリオが利用している1つ穴のものなど。
基本的な入れ方はどのドリッパーも共通となっています。
そこで今回は良く利用されているカリタ式の3つ穴ドリッパーで入れることを想定し、説明していきますね。
フィルターも、ペーパーフィルター・金属フィルター・布でできたネルドリップタイプと種類が分かれていますよね。
実はドリッパーと同様に、どのフィルターでも入れるときに押さえて置くべきポイントは同じなんです。
異なるのは、コーヒーを入れた後のお手入れにあるので、それぞれ一緒に紹介しますね。
入れ方のコツとは?
では、ハンドドリップでのコーヒーの入れ方のコツを順を追ってみてみましょう。
基本のハンドドリップ(カリタ式ドリッパー・ペーパーフィルターを使用)
1.道具、入れる分量のコーヒー粉を用意し、湯を沸かす
前述した道具、人数(カップ分)のコーヒー粉を用意し、お湯を沸かします。
カップ1杯に必要なコーヒー粉は10g~12g。
しかし1杯分だけ、といった少ない量を入れるのは難しいため、1~2杯しか入れないときにはプラス1人前の粉を足すのがおすすめです。
2.ペーパーフィルターの接着部分に折り目をつける
ペーパーフィルターは底部とサイド部分が接着されています。
その接着部分を底、サイドの順でしっかりと折りましょう。
折り目の向きを、底とサイドで異なる向きにしておくのがコツ。
またきっちりと折り目をつけることで、ドリッパーとフィルターが密着しやすくなります。
3.ドリッパーとサーバーに湯を注ぎ、温める
フィルターをセットする前に、ドリッパーとサーバーにお湯を注ぎ温めておきましょう。
抽出時にお湯の温度が下がることを避け、コーヒーを入れるための適温を逃さないようにする効果があります。
4.ドリッパーにフィルターをセットし、コーヒー粉を入れる
温めたらサーバーのお湯を捨て、ドリッパーにフィルターをセットします。
分量のコーヒー粉をフィルターへ入れ、表面が平らになるよう整えましょう。
5.コーヒー粉の中心に小さな円を描くように湯を注ぎいれる
セットが完了したら、いよいよ抽出です。
90~95℃のお湯を、中心に静かに注ぎいれましょう。
フィルターに湯がかからないよう注意しながら、抽出されたコーヒーが数滴サーバーに落ちてくる程度の少量を注ぎます。
6.20秒ほど蒸らす
ポタポタとコーヒーが垂れてきたら、湯を注ぐのを一度やめます。
最低でも20秒、蒸らすために待ちましょう。
湯を吸った粉からガスが放出され、膨らんでくるのが確認できるはずです。
7.「の」の字を描くように、湯を数度に分けて注ぎいれる
蒸らし終えたら、3回程度に分けて湯を注ぎ抽出します。
この時も中心を狙い、小さく「の」の字を描くように回しながら入れるのがコツ。
また、一度に注ぎいれる量は、ガスで膨らんだ高さを目安にするといいでしょう。
はじめに膨らんだ時の高さを越えないよう、調節しながらお湯を注いでくださいね。
8.必要量まで抽出されたらすぐにドリッパーをサーバーから外す
サーバーの目盛りを確認し、必要な量が抽出されたらドリッパーに湯が残っていてもサーバーから外しましょう。
入れたコーヒーは酸化するため、できるだけ早めに飲みきるのがおすすめです。
コツの中でも特に重要なポイントって?
前述した入れ方で、ご理解いただけましたでしょうか?
紹介したポイントは全て押さえておいて欲しいところですが、
その中でも特に忘れてはいけない「コツ」が2点あります。
ハンドドリップで美味しいコーヒーを入れるために最も重要と言われるもの、
それは「蒸らし」と「抽出後は速やかにドリッパーをはずす」こと。
コーヒーを入れる際に大切な「蒸らし」の工程では、
『コーヒー粉の中に含まれるガス成分を排出させる』という大事な役目を果たしています。
ガスを排出させた隙間に湯が通ることでより素早くコーヒー成分を抽出できるため、
蒸らすという時間は大切なんですね。
もうひとつの「抽出後は速やかにドリッパーをはずす」ことは、
最後の一滴まで出し切ろうとすると、コーヒーの持つ『雑味』まで出てきてしまうから。
そのため、必要に応じた分量の抽出ができたのなら、
まだドリッパーから滴が落ちていても気にせずにドリッパーを外すようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハンドドリップを楽しんでいる方も、これからやってみようという方も、
今回紹介したコツがお役に立てれば幸いです。
「コーヒー」という飲み物の奥深さは、本当に計り知れないものがありますよね。
少しでも知識を深め、より良いカフェタイムを過ごすために、ぜひ試してみてください!
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