日本産紅茶の特徴を味わってみた!

日本でも紅茶が生産されているのはご存知でしょうか?

日本のお茶といえば、緑茶をまず思い浮かべますよね。

他にも特徴的な苦味と旨味で人気の抹茶や、芳醇な香りが人気のほうじ茶などが日本のお茶の代表になっています。

ですが、『和紅茶』と呼ばれる国産紅茶も様々な産地で生産されているんです!

和紅茶の歴史は紆余曲折あり、日本の紅茶として特徴を産み出すまでには長い時間がかかったよう。

今回はそんな日本の紅茶について調べ、まとめてみました!

国産紅茶が生産されるまでの背景や、品種について。

そしてもちろん味の特徴もご紹介! ぜひ最後までご覧になってくださいね。





日本のお茶事情って?

日本に『茶』が入ってきたのは平安時代までさかのぼります。

平安時代には「煮出して飲む」方法がとられていたそう。

そして、鎌倉時代になると『抹茶』の製法と飲み方が伝わり、茶道として抹茶の飲み方は広められました。

江戸時代・17世紀に初めて紅茶が日本に入り、生産も始まります。

幕末~明治にかけて、緑茶と共に紅茶も生産・輸出されていました。

しかし、中国やインドという紅茶の大産出国に品質で劣る日本は次第に輸出量、生産量を減少させてしまうことに。

これを良くないと感じ、中国・インドを視察。

各国の特徴を学び、茶園のシステムや生産に必要な機械などを国内に導入します。

さらに日本の風土にあうような品種の開発へと着手することに。

また、台湾が日本領となったのも紅茶の生産に拍車をかけていく要因となりました。

ただし、第二次世界大戦が始まると日本国内での紅茶の生産が完全にストップしてしまいます。

戦後、緑茶と紅茶は共に輸出を再開。

しかし紅茶はその品質と価格により国際競争についていくことができません。

これだけの出来事がありながらも、日本での生産に向いた茶樹を開発する努力は続けられてきました。

そんな諦めない人たちのおかげで、1995年に『べにふうき』という新品種が誕生!

この品種をきっかけに日本の紅茶も見直され、いまでは全国500ヶ所以上の茶園にて

年間100tを超える量の国産紅茶が生産されるようになったとのこと。

2000年代に入ってからはイギリスで賞をもらうなど品質面でも評価があがり、

国内外を問わず人気が広がっています。





日本の紅茶にはどんな種類がある?

では、日本で生産されている紅茶の種類についてお話していきますね。

まず、産地ですがこれは基本的に「お茶所」として知られている

  • 静岡県
  • 丸子紅茶(まりここうちゃ)が有名。国産紅茶の発祥の地として和紅茶へ力を入れている。

    紅茶の味わいはしっかりと残し、渋みが少なめで優しい味わいが特徴。

    べにふうき、べにひかりなど様々な種類の茶樹が栽培されている。

  • 鹿児島県
  • 2007年にイギリスのコンテストで受賞した『夢ふうき』をはじめ、数々の茶園で紅茶が生産されている。

    品種は鹿児島生まれである「べにふうき」が主だが、土壌の環境により茶園ごとに特徴が異なるのが魅力。

  • 佐賀県
  • 緑茶も有名な嬉野で作る「嬉野紅茶」が人気。

    緑茶の茶樹である「やぶきた」という品種を使っているため日本人の口に合う風味が特徴。

等が主に流通していて、手軽に購入できるのは九州産の紅茶が多いようです。

また、三重や奈良などの関西圏や島根といった山陰地方でも、

独自の特徴を持つ紅茶が生産販売されているので気になりましたら是非探してみてくださいね。

特徴を味わう!

ではいよいよ、国産紅茶を味わってみたいと思います!

今回購入したのは、佐賀県産の嬉野紅茶。こちらのショップで購入いたしました。

見た目からは、当たり前ですが緑茶と同じ茶の葉だとは思えません(笑)

茶葉の香りは弱め。すごく細かい茶葉なのが分かりますか?

パッケージの記載どおり、熱湯を注ぎ蒸らします。

カップに入れすぎましたが、完成です!

やはり香りは弱めかな? ほんのりと香ばしく甘い香りがとても上品な印象です。

味は『優しい』という表現がぴったり! 

まろやかで渋みも少なく、すっきりとした飲み心地。

ほっとする甘さも感じられてリラックスタイムに是非飲んでみて欲しい紅茶ですね。

ストレートで飲むのがおすすめかな?

本当に柔らかな味わいなのでまずはストレートを堪能してもらい、

レモンやミルクを加えるのはその後からにしてみてください!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日本の紅茶について、興味を持っていただけたら嬉しいです。

国産紅茶は緑茶同様に産地ごとに特色のある製品が多く、楽しみやすい紅茶。

近年では「地ビール」ならぬ「地紅茶」として産地を盛り上げようと活動も行われているそう。

ぜひ一度、お近くて紅茶の生産がされていないかをチェックしてみてくださいね!

 

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カフェママ

カフェママ

子育て中の主婦。育児の息抜きにコーヒーを楽しむのが趣味の一部に。 分かりやすい文章で情報をお届けすることを大事にしていきたいと思っています。